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持続可能な
生活排水の浄化
水質汚染の改善
化学肥料を使用しない
安心安全な農作物の
生育を促進
長期的コストダウン
電気を使わない
生活排水リサイクル
DMRは、膨大な電力を必要とする従来の排水処理を見直し、自然の概要を新しい技術によって再現・進化させることで誕生しました。
家庭からの生活排水がそそのまま自然環境下に放流されていたことによる衛生環境の悪化や水質汚染に加え、食料問題や貧困問題にもアプローチし、すべての人へ自然と調和した豊かな暮らしを届けます。
付加価値の高い商品を販売することで収入が増加します。
電気のない地域でも台所やトイレなどの生活排水が浄化でき、衛生環境が向上します。
農薬を使わずに人参を栽培し人参ジュース 等の開発・販売を行う当社が六次産業化を支援します。
DMRにより作られる液肥が農作物の生育を促進。化学肥料を使用せずに土壌を改良し、環境を守りながら安心安全な作物を育てることができます。
浄化された排水が公共水域に放流されることにより、水質汚染が改善します。
導入後の活用例
愛媛大学で実施した研究では、処理水のみを用いたもの・従来の施肥によるもの・また無施肥の場合の3つの条件で栽培試験を行った結果、処理水のみで栽培した場合で圧倒的に生育の良いものが得られました。化学肥料を購入する必要がなく、処理水を使うことで、野菜の栽培をすることが可能になります。
家庭用排水処理リサイクルシステム「DMR」は長年関西化工が培ってきた技術を元に開発されました。インドのビジネスパートナー企業の協力の元、2017年12月から、農村部にDMRのプロトタイプを設置し、試験を行っています。また、JICAの中小企業支援プログラムである案件化調査をインドのグジャラート州で実施し、ビジネス化に向けて準備をしてきました。今後は、インドにて、家庭排水による水質汚染を改善するための法整備をインドのビジネスパートナーを中心に進めて行きます。またさらなる将来には、インドでの実績をふまえ、同様に水質汚染と貧困問題を抱えるグローバルサウス諸国への事業拡大を目指します。
関西化工は、40年以上にわたり、排水処理に関連した製品を開発・販売してきました。
その中で、関西化工オリジナルろ材「MGR」の効果を実感してきました。排水処理では、酸素を必要としない微生物(嫌気微生物)の働きを利用していますが、その微生物のすみかとなるのがMGRです。MGR上に嫌気微生物が豊富に付着することで効率よく排水が処理されます。DMRは、このMGRを有効活用し、かつ電気を使用せずに家庭排水を処理できる装置として開発されました。
また、DMRの装置内で処理した水は、液肥として利用します。愛媛大学にて、DMRの処理水には作物栽培に有用な成分が含まれており、ニンジンやホウレン草の成長を促進することを確認しています。
DMRにより、家庭から出る排水を処理し、その水を液肥として利用、付加価値の高い作物を栽培し、収穫後作物そのものや作物を加工した製品を販売・収入を得る、この一連の流れがDMRがもたらす豊かさのプロセスです。
すべての人に豊かな暮らしを実現する
ミライの生活排水リサイクルシステム
トイレ・台所・お風呂などの生活排水を、電気を使用せずに浄化することにとどまらず、処理された水は液肥として利用できます。
内部の仕組みは国際特許申請中
インドだけでなく、世界の電気設備が整っていない途上国を始めとする国々でも使える排水処理設備です。
処理水には作物の栽培に必要な成分を豊富に含んでおり、農地で液肥として使用することができます。
排水から発生する匂いの問題を植物と土壌中の微生物の力で脱臭します。
処理水のBOD濃度は40mg/L以下になります。
排水処理においてアンモニアは酸素を必要とする微生物によって処理されます(硝化反応)。その微生物には、空気を送り込むブロワーにより酸素を供給します。ブロワーを動かすためには電気が必要になります。DMRは、ブロワーを使用しない電気不要の嫌気微生物処理方式のみですので、アンモニアは処理されず、処理した水に含まれたままになります。処理した水は窒素源を含む液肥としてご利用ください。
DMRでは、下水処理場や浄化槽と同じように、排水処理の最終工程で塩素剤を使用して大腸菌を滅菌しています。また同様に、処理水中の残留塩素濃度は1mg/L以下になるように塩素剤を使用します。この濃度の残留塩素ですと、処理した水を液肥として利用しても作物栽培に影響はありません。
実証試験では、液肥によりにんじんやほうれん草が慣行施肥より大きく成長したことを確認しました。
嫌気微生物による排水処理がよく進む、年間を通して最低気温が20℃以上となる地域に適しています。DMRは地中に埋設しますので、地盤がしっかりしたところがよいです。
塩素剤を3か月に1回、塩素剤を入れる筒(薬剤筒)に追加してください。また、1年に1回汚泥を引き抜いてください。引き抜いた汚泥は落ち葉などと混合してコンポストにすることを推奨します。
食用油は、新聞紙や布などに吸収させ、DMRに流れないようにしてください。また野菜くずや食べ残しなどの生ごみは、ごみとして回収し、排水には流さないようにしてください。その他の固形物も水に流さないよう気をつけてください。DMRに流入する総水量は1日1m3(1000L)以下となるようにしてください。
関西化工では、自然の摂理を新しい技術によって再現・進化させることで実現する自然と調和した暮らしをゴールとし、生活や経済活動の基盤であるインフラに対する諸外国への製品提供を行なっています。
同じゴールを目指し、共に事業を展開していけるパートナー様を募集しています。ぜひ一度お声がけください。
自然の摂理を新しい技術によって再現・進化させることで、自然と調和した暮らしを実現します。
生活や経済活動の基盤であるインフラに対する諸外国への製品提供を行なっています。日本の高い技術、関西化工が創業より積み重ねてきた知識と実績により、環境意識が高い欧米やアジア諸国などに向けて、電気を使わない排水リサイクルシステムの展開を進めています。これを通して、SDGsの目標6「すべての人々に水と衛生へのアクセスと持続可能な管理を確保する」の達成に貢献いたします。
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