~ソラナム・パンプキン(パンプキンツリー)ご紹介~

ソラナム・パンプキンは実を鑑賞して楽しむナス科の植物です。
パンプキンツリーとも呼ばれ、カボチャのようなぽってりとした実がつきます。
本来は多年草ですが、非耐寒性常緑樹なので寒さに弱く一年草扱いとなっています。
ぷりっとした実と赤に近い熟れた柿のようなオレンジに、美味しそうと感じる方もいるかもしれません。
ソラナム・パンプキンは食べられるのか?気になりますね。
しかし・・・残念ながらナス科とはいえ実の皮はとても固く、観賞用の植物の為、食用には向きません。
食べられないことは残念ですが、観賞用の実がつく枝物の中でも大ぶりな実がつき、インパクトは抜群です!
切り花としても長持ちするので様々な楽しみ方が出来ますよ。

こんな風にカボチャに見立てて飾ってもカワイイ!
実の重みで枝が折れやすいので扱いにはご注意を!
ただ、もし折れてしまっても短くして飾ることができます。ご安心ください♪

ソラナム・パンプキンは水を与えなくても長持ちすることが特徴です。
では、ドライフラワーにしてみるとどのような変化があるのか?
さらに、シリカゲルを使用した加工方法も試してみました!

こちらはスタンダードに逆さづりにして風通しの良い場所で吊るし乾かしていきます。
枝を短めにするとより早く水分が抜けます。

シリカゲルで加工する方は短く切っていきます。

用意するのはドライフラワー用のシリカゲル。
よく目にするシリカゲルより細かく、植物の隙間に入り込み効率よく水分を吸収します。
また、薄い花びらも傷つけず包み込むことができます。
そして、シリカゲルをすくうスプーンと容器です。

とても細かいので簡単に舞ったり飛び散ります!
風のない部屋で下に新聞紙などを敷いて作業する方が良さそうです。
大量に扱う場合はマスクをしましょう。

シリカゲル、パンプキン、シリカゲル、パンプキンと層にして
すっかりパンプキンが隠れるまでシリカゲルを入れましょう。

しっかり蓋をします!
3週間後・・・早速、結果を見てみましょう!↓↓↓
こちらは逆さ釣りにしたソラナム・パンプキン

一切、水をあげず吊るしていたのにまだまだ水分が残っているようです。
実の大きさや場所によって乾燥具合にバラつきがあるようです。
吊るす前とほとんど変わずツヤっと張りのあるままの実も!!
さて、シリカゲルの方はどうなっているでしょうか・・・。

左がソラナム・パンプキンが入っている容器です。
青い粒が薄くピンクがかった白に変化しています。
しっかり、シリカゲルが水分を吸収している証拠ですね。


シリカゲルに入れたソラナム・パンプキンもまだ水分が残っているようでした。
しかし、吊るしたものと比べるとかなり乾燥が進んでいました。
小さな実を除いて、均等に乾燥しているようです。

~ソラナム・パンプキン観察の結果 ~
ソラナム・パンプキンは実や茎の水分量や厚い皮の影響か、
水なしでもかなり長持ちすることが分かりました。
今回の観察期間は3週間ほどでしたが、まだまだ長持ちしそうです!
フロレゾンでの販売期間は9月~10月までとなります。
これなら10月31日のハロウィンまで楽しむことができますね!
生の状態で飾る場合はツヤっとした実を楽しむことができますが、
茎が痛むと実の重みで折れてしまう可能性があるので、水をこまめに取り換えるか延命剤を入れて水が腐らないようにしましょう。
シリカゲルで加工した場合は、均等に素早く乾燥させることが出来ました。
水分量が多いので環境によってはカビたり痛んだりする可能性があります。
シリカゲルで加工する場合はこのような心配がないですね。
ソラナム・パンプキンは他にもたくさん個性的な仲間がいます!
ぜひ、お家に飾ってみてくださいね♪
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

